ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならの意味

犬は、きょうも、ふかふかしてない葉っぱをあるいています。かわりばえのない犬です。でももう、このはっぱともおわかれです。犬はよく、バイバイをさせられます。「わかってない」といわれます。わかってないです。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より)

おかえり!

どうしたの?なにがあったの?どこいくの?なにするの?ついていくね! (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)

犬は、コタツにすいこまれる

だんぼうがついたら、じんどります。こたつがつく音がしたら、そっちにいきます。犬は、スイッチの音にびんかんです。すぐいきます。すぐさまいきます。すいこまれるようすを、どうぞ、ごらんください。(愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)

あかい。

もみじは、あかいです。ニシキギのほうが、あかいです。犬の色は、かわりません。犬は、いつもごきげんです。いつもしっぽをふります。おでむかえします。よっていきます。つきまといます。犬のすばらしさ、わかってもらえたでしょうか。(愛犬ホームズ著『…

回復思考の、回復できぬ、不治のやまい。

直したくて、治したくてたまらない。ちいさいころから、くつしたを修繕するという趣味がある。 小学生のころ、くつしたの穴を、糸でくっつけた。穴にむかって、しぼりができるので、どうにも着心地がわるい。親にあきれられた。くつしたなんかをつくろってい…

ういんく

犬は、くしゃみをします。せきもします。ういんくもします。あくびもします。 くしゃみをしたら、かわいいとほめられ、あくびをしたら、どうもうといわれます。人間は、そういうものです。じぶんをしんじましょう。 (愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』…

秋、去る。

さくらもみじが、さかりです。十のうち、八か九だそうです。ふかふかにみえるでしょうか。気のせいです。パリパリしています。もうすこしすると、はげちょろけになります。まるはげにするのは、冬ではなく、人間です。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より) ▲…

となかい。

窓のそとを、みています。いてきを、うちはらっています。きょうは、トナカイの連れが、くるらしいです。でも、見たことは、ありません。ちゃんちゃらおかしいです。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より抜粋・自称)

ふるさと便、途中経過

自分から送るほうのふるさと便、フィーリングであつめたら、トータルコーディネートが迷路になってしまった。わたしは2500円×3かけて、なにをあつめてしまったんだ。すると、このまえの伊達藩から、「自信喪失しすぎ。おのれのふるさとに誇りをもって、…

ごせつめいします。

だんぼうのまえにいました。ゆだったので、ずれました。冷まします。長四角に、のびます。足うらの肉球をだします。こんどは、床がぬくいです。「だらくとは」と、いわれました。はだかになってみればいいとおもいます。 (ホームズ著『犬と四季』より抜粋・…

しずんだ甘すぎるチョコレートと、記憶のアメリカンドラム缶

歩いても歩いても、たどりつかない。英語に飽和して、わたしのあたまは、もうなにも溶けない。となりの姉は、読んだ地図どおりにいかなくて、自信をくだかれている。ふたりで、ことば少なに、サンフランシスコをあるく。もとは車社会なのだ。歩いているひと…

恋わずらいに効く、えんむすび寺社仏閣3選

ともだちが、気がついたら「恋の病 治し方」で、ぐぐっているらしいので、友として、なんらかの提案をしたいと思います。ちなみに相手は、テレビのむこう側にいるそうです。 ■愛染明王 恋わずらいといえば、えんむすびといえば、夫婦円満といえば、この明王…

Twitterで流行したふるさと便をやってみた

Twitterで去年くらいにバズった、ふるさと便をやってみた。住んでいるところの違う4人で、おたがいの地元品を、予算をきめておくりあうもの。 というわけで、第1便、届きました。伊達藩に住んでいる子から。 焼きそばBAGOOOON。「全国区だと思ってたんだけ…

ポートレート

「顔のアップがインスタ映えする」から、うごかないようにいわれました。犬は、ちかづかれると、ちかづきます。かわいがってもらいにいきます。うたたねしていても、おきます。ちかづきます。それはだめなんだそうです。 (ホームズ著『犬のかなしみ』より抜…

もみじ

おちていた柿を、たべています。「もみじを食べているかと思った」そうです。風流な犬だとおもいます。みどりのヘタだけになっているのもいます。そろそろ柿のきせつもおわるそうです。鳥がたべきったら、おわります。(ホームズ著『犬と四季』より抜粋)

けがわ。

人間がなにをしているのか、みはります。犬は、足がみじかいので、高くに、のります。高くから、人間を、みまもってあげます。ところで、うしろのふわふわは、犬ににています。みんな、犬のことを、好きなんだとおもいます。 (ホームズ著『犬のもたらす薔薇…

ふかまる秋

柿のはっぱは、きいろいです。あかじゃなかったです。柿が、わかりやすいからでしょうか。犬は、おちた柿をたべます。鳥が、とちゅうまでで、おとしました。おぎょうぎのわるい鳥も、います。 (ホームズ著『犬と四季』より抜粋)

仏におけるリスクとリターン

荼枳尼天は、ひとの肝をもとめる。供物として。人肝をささげたら、成仏させてもらえる。ひとぎも。なかなかワイルドである。自分のではなく、おそらく他人の肝臓のようだ。けっこうなリスクをかけさせる仏である。そこはかとなく、インドのかおりがする。や…

どんよく。

かわいい犬は、かわいがられにいきます。すかさず、おなかをだします。かわいい。かわいがる。かわいがられる。みんなでとなえましょう。 (ホームズ著『それが犬の生きる道』より抜粋)

六角雪見型灯籠。

とうろうから、顔をだしています。ほそながいのに、はいれませんでした。「なにがしたいのか」と、きかれます。自分で考えたらいいと、おもいます。 捜査です。ほかにあるでしょうか。(ホームズ著『それが犬の生きる道』より抜粋)

滝をくだる。

「犬、長いな」と、思っていませんか。みるところは、犬の長さではありません。ななめを、おりようとしています。こわくないです。犬は、攻めます。ふんばります。 このあと、滝に水を、ながされました。人間は、おそろしいことをします。 (ホームズ著『犬…

渡河。

渡河しています。はるかむかし、ここには大河がありました。ひからびました。いまは葉っぱの下です。つわものどもが、河のしたです。犬にとっては、大河も、ちっぽけです。 (ホームズ著『犬と四季』より抜粋)

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