大阪開催「勝間和代講師によるヘルシオ スペシャルイベント」参加レポ(2/2)
イベントの全体的な雰囲気
「ここはグランフロントのナレッジキャピタルでは?」
「大阪14区に、グランフロントに拮抗するような場があったとは!」
と、勝手に思った、イベント会場。
そう、まぎれもなくナレッジサロンだった。
八尾すごい。八尾すすんでる。
グランフロントにおいついてる。
さすが弓削道鏡をうんだ土地。
女帝の寵愛をうけて、天下をねらった気概が、いまも息づいてる。
というと八尾市民に嫌がられるけれど、「みせるばやお(見せる場・八尾)」、カラフルで美しかったです。
あたたかい木目のおおきなテーブル、アウトドア名門ブランドのイス。
おとなりさんが関係者のかただったので伺うと、八尾に本社があるかららしいです。
全体のデザインの統一が美しい。
関係者のかたがたが、自前でペンキを塗ったりもしたそうで、熱意と楽しんでるようすが、あの場に、こぼれだしてました。
いいなあ。
関係者さん、にこにこと人懐っこく、よく話し、魅力がはじけだしていて、いい部署だな…わたしもこういうところに異動したいな…と、こころから思いました。
唐突に、八尾の宣伝をするわたし。
氾濫をくりかえしていた、大和川のつけかえ工事を、江戸期に仕切ったのも、八尾の庄屋さんでした。
話をもどして、そんなすばらしい場が会場だったのは、シャープさん本社が八尾にあるからだそうです。
はいった瞬間に、たかだかとした天井が解放感を演出し、にこやかなスタッフさんが、ナチュラルに奥をさししめす。
シャープスタッフさんたちがつくりあげてる、のほほんとした空気がよかった。
自然体というか、緊張感があっさりしているというか、やっぱり、のほほんがいちばんあっている気がする。
のほのほ、のほほほほん。
おなじチームの方たちとも、たのしく雑談しながら、笑いながらできた。
初対面なのに。
6チーム、8人ずつかな、男性は3人くらい。
ざっと見たかぎりでは、40~50代くらいのワーママさんか主婦さんが多そうな印象。
まわりで落選したという声を、ちょいちょい聞いたので、そこそこ競争率があったのではないかと予想。
東京の勝間さんのヘルシオイベントに参加した男性に伺ったら、そのときは男性がオンリーワンだったそうです。
シャープさんすごい
やさいがでかい。
だいぶどうでもいいですが、具材がでかかった。
みしみしと、育つ音がしそうな葉物、ぐりぐりと育ったキノコ。
シメジもシイタケもエリンギも、カサがひろがりすぎて、カサどうしが、だいぶ混みあっていた。
ふだん、そのへんの雑草に負けそうな、ひょろい野菜ばかりを食べているので、ほんらいのすがたを、ひさびさに見た。
たくましかった。謎感想。
シャープさんの仕入れに気合が入ってる。
ただ、勝間さんは、アマゾンフレッシュで入手できるレベルで十分と、おっしゃってます。
有機野菜にあえてする必要もないよと。
コンテンツ、盛り盛り。
勝間さん曰く、シャープさんがコンテンツを盛りまくり、午前中のイベントは、30分くらい延長したらしい。
シャープさん、熱い。
熱意がまぶしい。
「いつでもいいんで、大阪にこられる日はないんですか」と、ざっくり勝間さんに投げるだけある。
「この日、ゴルフにいきますよ」ということで日程が決まったらしい。
場に、笑いがおきてました。
わたしが参加した午後イベントは、時間どおりで、きつきつでもなく、ちょうどよくまとまってました。
減らしたそうです。
レジュメのレシピと違うのは、そのためらしい。
スタッフさん、みんな自然体でにこやか。
みなさま、とても感じがよかった。
おやだやかでやさしく、ぴりぴりしてなかったです。
シャープさんすてき。
無料。
タダ!!
正確には、「シャープCOCORO MEMBERS」会員登録(無料)をすれば無料で、そうじゃないひとは、500円。
ヘルシオもホットクックも、すでに買って貢いでいるとはいえ、それをこえて、ありがたい。
実地ならではの衝撃
いままで自分でつくってたのは、なんだったのだ。
これはほんと、衝撃でした。かなしい。
はるかにおいしかった。
切って、入れるだけなのに。
おすすめの塩も味噌も醤油も、つかってるのに。
おんなじ機器なのに。
たいした手間をかけてないので、そんなものだと納得しておりましたよ。
たぶん、原因は以下のとおり。
刺身を切るように、切る
伺うと、「そんなに味、違います? たぶん切り方じゃないですかねー」とおっしゃってました。
本にもね、書いてあるんですよ、切り方が重要だって。
みんな叩き切ってる。
トントントントンと音が鳴るのは、切っているんじゃない、叩いている音だと。
繊維をつぶしているといわれても、あんまりピンとこなかったのですよ。
文字で読んでもよくわからないし、一般人がすぐうまくなるわけでもなさそうだし。
だから、さほど問題視してなかったのです。
でも、実習タイムのときに、全員が切ってみる流れになってしまった。
「刺身のような切り方」をしないといけなくなってしまった。
やはり、むつかしい。
まわりとも、根菜は、たたき割らないと切れないと言い合ってました。
包丁を30度かたむけて、先のほう3分の1しかつかわない。
切り口がつるつるした状態にする。
刺身は、そうやって切らないと、わかりやすくぐちゃっとなるけれど、おなじことが野菜でもおこってる。
▲お手本。
「おまかせ調理」に、サイズをあわせる
「あんまりちっちゃいと、ゴミみたいになっちゃうんですよ~」
と、講義で勝間さんが笑ってました。
写真でわかるかな、だいぶでかいです。
でかく切れ、でかく切れと、よくおっしゃってますが、鍋やフライパンのときの習慣で、そこそこちいさくしてしまってました。
ちっこいほうが好きなのです。
でも、そうすると、オーバークックになってしまうので、手動で、時間を短くしようとしてました。
時間調節に、しのぎを削ってました。
違った。
そうじゃなかった。
具材のほうをでかくして、時間はそのままにしておくんだ。
「おまかせ調理」で放置するという利便性を、捨てちゃだめだったんだ。
「でかくても火が通るからでかくしておく」んじゃない。
「ちいさいと、失敗するからでかくする」だったみたいです。
見た目は生なのに、完璧にできてるソフト蒸し
ほうれん草、70度で15分。
見た目は、完全になまです。
お湯で洗って、しゃっきりみずみずしくなりました感です。
葉っぱもまだ、生きてます。
できてるようにみえない。
おとなりさんが、茶目っ気たっぷりに、「いや、これ、まだだと思う」といっていました。
愚か者なので、その見た感じをあなどってました。
わたしだったら、延長5分とかにしてます。
そうやってオーバーキルしてました。
おのずから茹ですぎてた。
勝間さんの講義が、だいぶあけっぴろげ
勝間さんの食についての講義も、本も、あますところなく摂取してたはずなのに、気づいていなかったことをあげます。
ものすごくはっきりした話しかただったからかな、記憶にねばりました。
なぜ、ヘルシオなら、塩も糖も、少なくてすむのか
こたえは。
ふつうのレシピは、インスタントにつくるために、具材がだしてくれるはずの味を、勝手に足しているのです!
具材の味をだす時間を、けちっているのです!
そうなんですよね、勝間さんの本で、そこまでずばっと書いてないだけで、やんわり書いてるんですよ。
自分の読解力、だいじょうぶかなと思いましたよ。
砂糖をいれないのは、勝間さんが味覚に鋭いから、人工的な味が好きじゃないからだと思ってました。
違った。
いらないんですよ。
メカをつかって、ゆっくり加熱をすれば、一般レシピ作者の意図は、じゅうぶん満たせてるんです。
このみの問題じゃなくて、レシピ作者の思いも叶ってるんです。
あぶらまみれの水道管とおなじことが、食道におきている
「みなさん、肉料理のナベをあらうときをイメージしてください。シンクとか、排水口のあたり、どろどろでしょう。あれが、食道とか血管でおきてるんですよ」
……。
そ、そんな、はっきりいわれると。
イメージングが、容易すぎる。
いわれてみればそうなのですが、のみこんでしまったら、消化酵素とかが、なんとかしてくれると信じてました。
いやいや、リパーゼとか、がんばってくれてることとと思います。
わたしは信じてる。
でも、血管がドロドロしてるって、そういうことですよね。
どうにかしきれてないんですね。
信じてたのに。
万能じゃなかったんだ。
高校生物のイメージから、刷新されていなかった。
化学反応が魔法のようにまたたいて、すっきりツルツルだと思ってた。
「むしばミュータンスのぼうけん」みたいな、単純明快なことがおこってると思ってました。
フライパンで焼き芋をやいているのとおなじ。
フライパンで焼き芋をやこうとするひとはいない。
鉄の伝導熱で、接触しているところだけをあっためると、おいしくならない。
みんなそれをわかってるのに、やりつづけてる。
ヘルシオは、庫内を、あつい空気や水蒸気をみたして、あつくする。
均一にあたる。
そうすると、ちょうどいいところでとめられる。
というわけで、収穫の多い会でした。
有給とってぬけだした甲斐がありました。
シャープ ヘルシオ 「COCORO KITCHEN」搭載 30L 2段調理タイプ レッド系 AX-XW500-R
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▲いちばんあたらしいヘルシオ。「おまかせ調理」がほんとにおまかせできると誉れ高いので、あるやつをおすすめします。とはいえ、最近のはぜんぶついてます。わたしのは、何年もまえの時点での型落ちなので、「かんたん焼き」「かんたん蒸し」しかできません( ;∀;)
▲でかいほう(4人まで)とちいさいほう(2人まで)、数千円しか違わないのと、ちいさいほうのリットル数がだいぶちいさいので、少数先鋭ファミリーのかたも、でかいほうをおすすめします。見た目のサイズ感もあんまりかわらないです。ただ、でかいほうには白がないです。白派のかたは、いまのところ、ちっこいほう一択です。
▲光合成とかできるようにならないかぎり、一生ついてまわる食事問題。太りたくない。でも、「家のなかでいちばんおちつく場所はキッチン」とか、綺羅綺羅しいことはいえない。いちばんおちつくのは、ふとんです。ほかにどこが。それでも、それなりの自炊をして、食費をおさえつつ、健康でいたい。そういうひとむけの本です。
2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム (文春e-book)
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▲ヘルシオとは無関係なのにつっこむ、断捨離本。ひとをえらばず、幸福度をあげようと思ったら、断捨離と食事だと思う。「論理だって説明されると、まんまといいくるめられる」自信があるひと向け。いいくるめられて、かたづけよう。わたし、キッチンには調理家電があふれかえってますが、へやには、机とイスとパソコンしかないです。また読み直します。