ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

魔が差す

この花と、なかよくしています。横でひなたぼっこします。ふだんは、なかまです。たまに魔が差します。花を、くいちらかします。どうしてかは、わかりません。それが、魔です。人間にも、あることだそうです。こわいです。犬が、捨てられるかもしれません。 …

どしたの?その2

犬をよんだの?かなしいことあったの?ないの?よんだだけ?そなの?犬は?こなくてよかったの?そなの…… (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より) ▲柿のみどりはほんとうに美しい。からりと明るい、照り映える黄緑。

どしたの?

かなしいの?犬はかなしくないけどね、あのね、かなしいことあるよね。犬はいつもたのしいけど、あるよね、あるよね、かなしいこと。犬はね、すぐげんきになるけどね、犬もね、犬もね、、、、 あれ、人間、きいていないです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたら…

こもれび。

犬の庭にも、春がきました。春とは、こもれびです。春とは、みどり色です。春とは、さむくないことです。犬も、おさんぽたのしいです。るん。 (愛犬ホームズ著『犬と四季』より) ▲ももももももも、ももももも。花もものももは、食べられぬ。

るん。

あのね、犬ね、ごむりいわないです。ちょっとね、おなかをね、なでてくれたらいいです。犬の前あしを、みてください。おねだりする前あしです。よろしくおねがいします。るん。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より) ▲散りはてた桃に、実がな…

さくら散る

さくらの影が、犬におちています。散ると、犬もいっしょに、さくらとうつれます。「星座になってはじめていっしょになれる神話を思いだす」そうです。かなしい話にするのはいつも人間です。犬は、どうでもいいです。でも、なぐさめてあげます。 (愛犬ホーム…

新入りの犬追物6

新入りは、ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。犬(仮)を、めでています。おいかけられないので、じっとみています。動こうとしないので、コップをわたされています。くつろいでいます。いくらでも、めでるといいです。ちいさいものをめでる、…

挑戦

いどむ眼というものを、おみせします。 大波小波どんな波もわれてくだけてさけてちるかも ほんとうは、シャンプーされた犬です。波じゃないです。ぬれねずみです。(愛犬ホームズ著『アート、それは犬』より)

高貴

犬は、高貴です。「たかだかとした鼻梁」「波だつ金いろの髪」「かたくむすばれたくちもと」「夜のように澄んだ黒いまなこ」「まつろわぬ目線」だからです。犬は、高貴なのです。(愛犬ホームズ著『アート、それは犬』より)

ケモノの矜持

ごらんください。この躍動感。犬のすばしっこさが、わかってもらえるとおもいます。こうやって犬は、かけあがります。犬のかっこよさを、みごととらえた逸品です。もっといってくれていいです。そうです、犬は、かっこいいのです。 (愛犬ホームズ著『犬よ、…

あまえるとは。

あまえるとは、どういうことか、おつたえします。人間は、あまえるのがへたです。すかさず。まをおかず。くうきをよまず。おかまいなく。おきづかいなく。おなかをだします。あまえるとは、ずうずうしいことです。ずうずうしい、いいことばです。 (愛犬ホー…

新入りの犬追物5

新入りは、ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。新入りはきょうも、しろい犬(仮)を追っています。遠くから、ねらっています。新入りはちびなので、しろい犬になめられています。犬もよくなめられます。こんど、なぐさめてあげようとおもいます。…

無残絵。

刈られた毛皮と、刈られた犬。そのうえ、ぬれねずみ。「これはなにかに似ている。そうだ無残絵だ」「あわれがましい」「同情の涙が注がれるべき」「辛苦の業」好きにいえばいいです。犬は、がまんしてあげます。 (愛犬ホームズ著『犬のかなしみ』より) ▲さ…

ホームズは、こたえをしっている。

犬は、かしこくなるように、ホームズと名づけられました。そうでしょう、そうでしょう。犬は、しっています。ごはんをたべて、ねむることです。それがたりてないとおもいます。それで事件は、かいけつします。ふふん。 (愛犬ホームズ著『犬よ、声低く真実を…

にくきゅう。

たまに人間は、犬のにくきゅうを、にぎにぎします。犬は、動じません。どうでもいいです。なすがままです。犬の前あしをふりながら、「握手」といったりもします。犬は、動じません。なすがままです。無です。そんな犬をみて、人間は「興味なさそうでかわい…

犬のあした

犬は、がっこうにいかせてもらいませんでした。ともだちも、いません。でも犬は、あしたがたのしみです。きょうもたのしいです。きのうも、たのしかったです。あしたにこまったら、犬のあたまを、なでなでしにきましょう。犬はげんきでここにいます。 (愛犬…

新入りの犬追物4

新入りから、写真がとどきました。犬のさんぽだそうです。犬がいないから、なにかをさんぽさせています。新入りのせなかが、さみしいです。犬は、犬は、なみだをきんじえません。 (愛犬ホームズ著『犬追物』より)

値踏み

「そろそろ、いいかもしれない」「おなかのあたりなら」「背中に毛皮をせおっているし」「なにより、おなかが雨で、すぐよごれる」 ふおんです。ふおんな気配をかんじます。そんな目でみないでください。犬は知っています。その目は、ねぶみする目です。犬が…

さくらとの共存

「犬がちびすぎる」「さくらに飛びのってくれると、撮りやすい」「ソファに飛びのれるんだから、樹でもできる」「野生にもどるんだ」人間はむちゃをいいます。自分でやってみればいいとおもいます。 (愛犬ホームズ著『犬はどうでもいい』より) ▲世の人の、…

参加

みんながあつまっています。ごはんです。犬はよんでもらっていません。でも、みんながいるところにいるのが、犬です。ここにいると、よく、けられます。ごはんも、ないです。人間のあしに、おしりのあたりを、あてます。ちょっとだけ、あてます。あったかい…

犬ね。

あのね、犬ね、ごはんだけもらえたら、あとはいいです。さんぽ、なくてもいいです。粗相しておこられても、いいです。犬語がわからない人間に、ごかいされても、いいです。さむくても、がたがたふるえるだけなので、いいです。夜に、かみなりがなって、こわ…

鼻柱。

はなばしらが、つよいといいらしいです。犬は、素質があります。はなはしらが、ふといからです。でも、たたいたら、いたいです。 (愛犬ホームズ著『犬よ、声低く真実を語れ』より)

離席と犬

おかえりなさい。なんですか、ご用ですか。ここ、犬の席です。犬も、パソコンなるものがつかえます。犬のとなり、すわっていいです。机の上にあるミルク、勝手にのみました。おいしかったです。 (愛犬ホームズ著『食卓と犬』より)

「なでるがよい」ポーズです。

「よっぽどお腹はきもちいいんだろう」と、しみじみいわれます。「触覚に支配されている」と、気の毒そうでもあります。「だれにでもお腹をみせる」ともいわれます。犬を、そんな、尻軽みたいにいわないでください。でも、おなかは、いつまででも、なでてく…

ぶざま

これくらいの高さ、なんでもないです。とびおりるところです。毛皮がなくなったので、ひっかかりがわるいです。ずりおちました。勝手がちがいました。「ぶざま」だそうです。悪口ということはわかります。人間もやってみればいいとおもいます。 (愛犬ホーム…

新入りの犬追物3

新入りは、ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。新入りはきょうも、でかい犬(仮)を追っています。このこのけがわは、はいだら、あったかいそうです。こわいです。大人気だそうです。こわいです。犬のけがわも、刈られます。急に、犬のともだち…

インスタ映え

人間がいるので、つきあってあげます。本棚といっしょにとると、インスタばえするそうです。こっちをむくように、執拗にせまられました。おろかな人間の所業も、犬はゆるします。人間とくらすにあたっての、注意をおしらせしました。 (愛犬ホームズ著『犬は…

めぢから。

ものを訴える。だまって訴える。じっとみつめる。 目がおおきいので、しろめがみえます。めぢからは、しろめに宿ります。だまっていることが、ちからになる。 なかみはいりません。みんなだまされます。これが世界の真理です。 (愛犬ホームズ著『犬のもたら…

とろりん

ねむいので、うとうとしてます。とろりん、ぱらりん。まぶたが、とろとろします。 カメラが、ちかいです。犬が、もとめられているんだと思います。なにもしてあげられなくて、めんもくないです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より) ▲染井…

しくらめん

花なのに、家のなかにいるやつがいます。さむいのが、にがてだからです。気持ち、わかります。食いあらしたりしません。いっしょにひなたぼっこします。ひなたぼっこのまえには、犬も花も、みんな平等です。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』よ…