ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

フルタイムワーカーが、iOS読みあげ機能を駆使して、家事をしながら2か月で50冊読む方法。

多読している人は、ほんとうに読んでいるのか。どこにそんな時間があるの。ひまなんじゃないの。ともだちいないんじゃないの。

 

と思っている人むけの記事です。
まずは、iOSの読みあげ機能をつかえるようにする。
iOSは、一度設定すると、2本指で画面上からスワイプするだけで読める。ワンアクションでできるのがだいじ。
はじめの設定は、こちらでどうぞ。


だいたい、つづかなくなる原因は、起動しなくなるところにある。
なので、ウォークマンとキンドルをいっしょくたにする。
音楽はききたくなるので、自然にiPod Touchをさわる。
ほっといても、とりだして聞こうする。
このあたりに意志力はいらない。
聞きたい。
好きな音楽をきいたら、脳内麻薬がでる。
麻薬の力を借りる。
意志力をつかわない。
Bluetoothイヤホンの接続がややめんどうだったしても、エンドルフィンが勝る。
というわけで、朝、通勤のためにあるいているとき、オートマティックにiPod Touchを起動している状態になる。
これで朝イチの時点で、キンドル本がはいっている端末は起動している。
ミュージックとキンドルアプリのアイコンを、となりにする。
ふと、キンドルアプリが視界に入る。
アイコンをワンタップ。
読みたい本をワンタップ。
2本指でスワイプ。
これで3アクション。
すると、ねむい朝いちの時点で、読書ができる。
アクションの数をへらすのはだいじです。
人間はめんどくさがりやです。


ここで、耳読するものは、より意志力をつかうものをえらぶ。
がんばらないと読まないもの。
ほっとくと積まれていくもの。
わたしならこれ。
・ビジネス書
・自己啓発書
・しごとのための本
おすすめを教えてもらったりして、なにかの特効薬のような気がして血迷って、嬉々としてポチってしまうものたち。
あたまに情報をインプットしたいものたち。

なぜかというと、耳読のいちばんのメリットは、意志力がいらないこと。
ねむくても、耳をかたむけることはできる。
テレビが流れているのとおなじ。
聞こえてくるだけ。
でも、さすがに自分であがなった本なので、聞こうとはする。
耳を貸してやろうとはする(謎の上から目線)。
このあたり、完璧にしない。
フォトリーディングだと思って、2割くらいわかったらOKということにする。

このポイントは、耳はひまだけれど、目はつかっているときにすることです。
帰宅して、着がえているとき。
調理をしているとき。
せんたくものを干しているとき。
そうじをしているとき。
あちこちの部屋にいくときは、無線のイヤホンにしてとばしてる。
おなじ部屋にいるときは、接続がめんどうなので、大音量で鳴らしてる。
接続しないでいいときはしないでいったほうがいいと思います。
アクションはできるだけ少なく。

 

しかしながら、耳読はすさまじい誤読をする。
これが最大のデメリット。
戊辰戦争は、つちのえたつ戦争。
勝海舟は、かつうみふね。
自分でただしいのを登録できるんですが、きりがないのでほぼしてない。
主人公が龍馬の本を読んでいるとき、あんまり、りゅうまりゅうまというので、さすがに「りょうま」で登録したら、両方つかうようになった。
なんでだ。
そうじゃないんだ。
というわけで、誤読がすさまじくなる本、語彙がむつかしい本は、耳読をやめてる。
慣れるんだけど。
最早、戊辰戦争とあると、脳内でつちのえたつ戦争と読んでる。
まずい効果が。


逆に、ほっといても読む本は、眼で読んでます。
音楽とおなじで、ねむくてもつかれていても、端末をさがす。
だって読みたい。
だれもわたしをとめないで。
端末は、kindle paperwhiteがおすすめ。
ケースなしで205グラム。しようと思ったら画面を明るくできる。
端末はもちあるくかどうかが境い目だけど、あんまり軽いので、カバンからぬきにくい。
よろこばしいことに、paperwhiteはE-INKで、ひかりを発していないので、目が疲れない。
8時間とおして読みつづけたときも、目がいたくなったりしなかった。
これは大きい。

 ▼原理はこれと同じじゃないかと思える、目の疲れなさ


視力の悪化が気になって、紙にとどまっている方は、ぜひこちらの世界へ。
本代がえらいことになるけれど。
保管スペースがボトルネックにならないので、買いたい放題。


そして、そのはざまにあるもの。
ほっといても読む好きな本だけど、やや歯ごたえがあって、誤読もする本。
iPad端末で、耳でききながら、目でも見てる。
誤読もリカバーできて、文章の美しさ、格調も味わえる。
これが成り立つのは、イスに座っているけれど、目と耳がひまなとき。
わたしはごはんタイム。

 

こんな感じで、耳がひまなとき、目があいているとき、率先して読む本、ほっといたら読まない本を、自覚するのがおすすめです。
ことばがかんたんな本は、よみあげの速度をあげる。
ちゃんと聞いてないとわからなくなる本は、ゆっくりめに。
さらにわからなかったら、おなじ章をもう一回ながす。
2度聞きになるにしても、とりあえずながす。
起動させるのがとにかくだいじ。

 

目でよんでる本も、自覚的に、途中でなげないようにする。
読みたくなくなるときは、なにがひっかかってるか考える。
対談の本で、かたっぽの発言がよくわからなかったら、そのひとの発言はとばす。
まとまりごとのタイトルが、よけいわかにくくくさせてるなと自覚したら、とばす。
その章がおもしろくなかったら、遠慮なくつぎの章へ。
一周してからもどるほうが、理解しやすい。
あんまり自分に強制しない。
本能の声をきいて、なんだか気が合わなくなってきたら、こころを半分とじて、とっとといく。
という感じです。ご参考になれば。

 

▼iOSのよみあげ、アルファベットのところが突然別人が読みだして、「誰!?」という感じだったのですが、日本語を読んでいるひととおなじひとがよむようになりました。日本語英語でおもろい。
▼キンドル端末のいちばんのおすすめ。広告なし、32GB。
広告ありだと、一度解除しないといけないので、ワンアクション増えます。なしは必須(ありしかリンクできなかった…)

▼わたしがもってるのはこれ。4GB。外でもダウンロードできる3G+WiFiモデル。どうしても電車のなかで今これが読みたいという衝動をおさえられないから。衝動がないひとはWiFiのみのモデルでOK。

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー(第7世代)、Wi-Fi + 3G、4GB、ブラック

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▼なんと!防水がでました!!おふろで読めます。5分でも10分でも貴重です。ただちょっと高い(ぜひ広告なしので~~)。でかいサイズがでたら買い換えようかと思ってます。

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