ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

戦略性のものがたり

 

モルモットが迷路のなかを、ひた走っている。
壁にぶつかった。
どちらを選べばいいんだろう。
鳥の目で見下ろしている自分と、モルモットとして走っている自分がいる。
ふと横をみると、別のモルモットも一心に走っている。
しばし考える。
演者がこの数いるとき、望ましい道はどれだろう。


ジオラマの迷路は見えている。
たとえ見誤ったとしても、すぐ予測図を作りかえられる。
さて、このモルモットたちは出会ったらどうなるんだろう。
わくわくする。
演者がふえると、パターンはかけ算になる。
それだけ打てる手がふえる。
一度、混乱させておいたほうがいいかもしれない。


そちらのほうが、ありつけるチーズは美味かもしれない。
ほおのなかでひろがる、とろけるカマンベール。
鼻にぬけるベルガモットのかおり。
ためいきがでる。
でも、しばらくおあずけだ。
辛苦をともにしたほうが、モルモットの連帯感もかたくなるだろう。


辛酸はスパイス。
カルダモン、レモングラス、ピンクペッパー。
いまじゃなくていい。
時間割引率だ。
まださきがある。
絶妙の熟成でほおばりたい。
年代物の葡萄酒もあわせよう。
火の粉をあげてはぜる暖炉のまえで、グラスをかたむけたら、焦げた森林のかおりがする。


そのために、何十手先でも読んでいこう。
外れてもかまわない。
それこそ本望だ。
手はいくらでも思いつく。
あきらめる必要がどこにある。
眼が、らんらんと輝くのがわかる。
カードはいくらでも生み出せる。
ほら、モルモットが増えている。
彼に任せよう。
ああ、すばらしい。
とてもいい動きをする。
自分じゃなくてもいい。

そう、この迷路が、とけさえすれば。

 

 

・適応性・調和性と逆にでる

・戦略性×最上=コスパ最重要視

・上位にもつ人が多い資質

・戦略性が仲よくできるのは戦略性だけ

 

ストレングス・ファインダー 戦略的思考力
学習欲 原点思考 収集心 戦略性 着想 内省 分析思考 未来志向

 


チーズとワインを、かたむけたくなりました。
この本、はやりましたね。
おもしろかった。

チーズはどこへ消えた? (扶桑社BOOKS)

 「戦略性が好きなのは戦略性だけ」、いつ見てもおもしろい。笑
もっているひとは、ひどい言われようだと憤慨していました。笑