あのね、犬ね、ごはんだけもらえたら、あとはいいです。さんぽ、なくてもいいです。粗相しておこられても、いいです。犬語がわからない人間に、ごかいされても、いいです。さむくても、がたがたふるえるだけなので、いいです。夜に、かみなりがなって、こわ…
はなばしらが、つよいといいらしいです。犬は、素質があります。はなはしらが、ふといからです。でも、たたいたら、いたいです。 (愛犬ホームズ著『犬よ、声低く真実を語れ』より)
おかえりなさい。なんですか、ご用ですか。ここ、犬の席です。犬も、パソコンなるものがつかえます。犬のとなり、すわっていいです。机の上にあるミルク、勝手にのみました。おいしかったです。 (愛犬ホームズ著『食卓と犬』より)
「よっぽどお腹はきもちいいんだろう」と、しみじみいわれます。「触覚に支配されている」と、気の毒そうでもあります。「だれにでもお腹をみせる」ともいわれます。犬を、そんな、尻軽みたいにいわないでください。でも、おなかは、いつまででも、なでてく…
これくらいの高さ、なんでもないです。とびおりるところです。毛皮がなくなったので、ひっかかりがわるいです。ずりおちました。勝手がちがいました。「ぶざま」だそうです。悪口ということはわかります。人間もやってみればいいとおもいます。 (愛犬ホーム…
新入りは、ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。新入りはきょうも、でかい犬(仮)を追っています。このこのけがわは、はいだら、あったかいそうです。こわいです。大人気だそうです。こわいです。犬のけがわも、刈られます。急に、犬のともだち…
人間がいるので、つきあってあげます。本棚といっしょにとると、インスタばえするそうです。こっちをむくように、執拗にせまられました。おろかな人間の所業も、犬はゆるします。人間とくらすにあたっての、注意をおしらせしました。 (愛犬ホームズ著『犬は…
ものを訴える。だまって訴える。じっとみつめる。 目がおおきいので、しろめがみえます。めぢからは、しろめに宿ります。だまっていることが、ちからになる。 なかみはいりません。みんなだまされます。これが世界の真理です。 (愛犬ホームズ著『犬のもたら…
ねむいので、うとうとしてます。とろりん、ぱらりん。まぶたが、とろとろします。 カメラが、ちかいです。犬が、もとめられているんだと思います。なにもしてあげられなくて、めんもくないです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より) ▲染井…
花なのに、家のなかにいるやつがいます。さむいのが、にがてだからです。気持ち、わかります。食いあらしたりしません。いっしょにひなたぼっこします。ひなたぼっこのまえには、犬も花も、みんな平等です。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』よ…
犬の庭にも、はるが、ちかよってきています。あしたもはれるでしょう。(愛犬ホームズ著『犬と四季』より)
犬は、おいてけぼりです。つれてってもらえません。かえってくるのをまちます。つれてってもらえるかもしれないと、しっぽをふりまくることもあります。かなわなくても、いじけないです。またあした、期待します。 (愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』よ…
肖像画。どちらでも、いえるとおもいます。表現ということは、たたずむだけでできます。さっそうと、イスをよじのぼるだけです。外敵の邀撃をしているだけです。そこに、光がさすだけです。それが犬というものです。 (愛犬ホームズ著『アート、それは犬』よ…
新入りは、ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。犬っぽいものを、みつけたそうです。ちょっと黒いです。ちがうとおもいます。でも、新入りは、おいかけます。黒いのは、犬じゃないのにおいつめられます。まったく気の毒です。 (愛犬ホームズ著『…
犬の鼻も、よく利きます。犬の目は、みえないものをみます。 犬は、いわれなくてもわかってます。話せなくても、わかってます。犬は、ちゃんとわかってます。人間がわすれてしまっても。 (愛犬ホームズ著『犬のかなしみ』より)
犬は、ふわふわしたものなら、くわえにいきます。ふわふわを、はこぶのが好きです。右から左にはこびます。本はかたいので、どうでもいいです。よく踏みます。おしりで踏みます。なんともおもいません。人間も気にしません。「ほむちゃんちょっと」だけです…
「そとにあこがれる、とらわれの犬」を、ご想像でしょうか。「さんぽにつれてってもらえない、かわいそうな犬」のようでしょうか。ちがいます。とんだセンチメンタルです。索敵です。索敵をしているところです。人間よりはやく、敵をみつけるのです。へやで…
新入りは、犬をおいかけます。ちいさくてうごくものは、犬だとおもっています。いっしょうけんめい、おいかけます。犬(仮)は、めんどうそうに、にげていきます。よくみてください。犬は、そんなにいっぱいいません。 (愛犬ホームズ著『犬のおもかげを追う…
あのね、おかえりなのです。さむかったです。おつかりさまなのです。犬も、そうおもうです。人間は、さむくて、おかえりで、おつかれさまなのです。犬もね、いいこだったです。うんうん、なでてくれてうれしいです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の…
犬のドアを、ごしょうかいします。すごいでしょう。ちいさいのが犬専用です。人間はとおれません。 たまに、封鎖されています。頭突きをすると、とおれることもあります。挑戦というのがだいじです。みなさんも、していきましょう。あきらめることは、いつで…
犬は、ほうっておくと、ケモノっぽくなるそうです。毛皮のにおいがしてくるからです。毛皮は、シャンプーされます。シャンプーのにおいになります。毛皮をきているから、夏があついんだそうです。まるがりにされます。ごじまんの毛皮がなくなります。 ケモノ…
犬のへやの、となりのへやに、これがあります。人間は、犬グッズが好きです。ちょっとおおきいですが、犬のことだとおもいます。犬と人間の、ゆうじょうのことです。ゆうじょうには、おわりがないです。これから犬がおおきくなっても、ゆうじょうがあるとい…
犬が新入りをおせわしてあげているので、新入りは、犬のことが好きです。犬に似たものも、お気にいります。「美術館においてあった、ぬいぐるみをはなさない新入り」です。犬の絵があるので、犬のぬいぐるみがあったらしいです。新入りは、みる目があります…
うたおう♪ うたおう♪朝が♪ きたよ♪さんぽ♪ さんぽ♪みんな♪ おきて♪さんぽ♪おきて♪おきて♪おきて♪おきて♪おきて♪おきて♪おきて♪ 毎日がたのしい、犬のうたをおおくりしました。 (愛犬ホームズ著『食卓と犬』より)
犬が暴君なのに、かわいがられるのは、たまに、こういう顔をするからです。犬は、しんぱいしています。犬は、気づかっています。犬は、みんなの平和を、まもってます。犬といっしょに、あそんでもいいとおもいます。そうしたら、げんきになるでしょう。 (愛…
漆黒の闇も、万里のはらっぱも。足は、4本。まなこはふたつ。しっぽひとつ。犬は、ゆくのである。ただあるくのである。たった一匹でも。 (愛犬ホームズ著『それが犬の生きる道』より)
いつも犬と似た色のなかにいるから、わからなくなっているとおもいます。犬は、白いのです。色の白いは七難隠します。犬は白いということを、もっとおしたいとおもいます。よろしくおねがいします。 (愛犬ホームズ著『アート、それは犬』より)
人間がしゃがんだので、よろこんで突進しました。まがおです。しっぽはふります。とにかく接近します。鼻柱をつけにいきます。このあと人間は、どうするでしょうか。「ホムちゃん近すぎる」といいながらも、なでなでしてくれます。人間のつごうはどうでもい…
犬の近くにころがっている、水入れは、犬よけです。これをたくさん立てておくと、犬は入れません。そんな目にあっても、犬は、うらみません。水入れのまえで、待機します。いいこです。 (愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より) ▲ももは ももいろ…
あのね、あのね、犬もね、人間が、もとから、めくじらをたてていたこと、わかってます。犬はいつもいらないことしますが、犬のせいじゃないです。八つ当たられてるだけです。犬はおうちにいただけです。いやなことがあったんです。つかれてるんです。肉でも…