ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

犬の自我がはじまるまえに

(駄犬ホームズの飼主目線)

まえの犬が亡くなったあとに、このこがきたとき、衝撃をうけました。
このこ、しゃべらない。
いまとなっては、感情ゆたかですが、まだ引きとられたばかりのころは、こんなふうな無表情でした。
あまりこちらを見ない。
どこかにいくものの、なにをするでもない。
かるく尻尾をふるけれど、うれしさの序列があるわけでもない。
見あげてこない。
このあと、犬も犬なりに、成長を遂げます。
いまや、訴えかけてなんぼの世界におられます。