ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

去来

だれかがいなくなって、だれかがまたきて、だれかがいます。
いなくなったことは、あまりよくわかりません。
またきたら、歓待します。
犬は、名残りません。
ひきずりません。
歓待します。
ところで、肉はまだですか。

(愛犬ホームズ著『犬のもたらす薔薇色の日々』より)