ふみのや ときわ堂

季感と哀歓、歴史と名残りの雑記帳

長崎/みんな大好き坂本龍馬

長崎は、龍馬好き。
実物の3倍くらいの大きさの龍馬像が、長崎歴史文化博物館の玄関入ってすぐに迎えてくれる。ランタンフェスティバルでも龍馬とおりょうの縁結びのスポットがあった。そりゃ高知も、高知龍馬空港になるよねってくらいの、龍馬人気。
生きてるうちにリターンのなかった人は、死してのちに伝説化するのか。ゴッホ的な。早世しただけで、金持ちの次男坊だったけど。

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▲亀山社中のあと。
ここだと言われていたところを掘り起こして、遺構を見つけて、伝聞からまっさらに亀山社中を復元してる。なかに飾ってあるものも複製。

 

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▲若宮稲荷神社。
亀山社中のごく近くにあるから、勤皇稲荷神社とも。
拝殿の奥が岩なりにあがっていってる。
亀山社中とこことで、強く印象にのこったのは、複製されたものや、ちょっとぞっとしたお稲荷さんでもなかった。
急な坂道をのぼって、「わざわざここに建物をたてなくても」と思うような、せまく急な土地にあったということと、かなりの高台だから長崎市内を一望できるということ。
毎日みる風景って、どれくらい、ひとの心象風景に影響があるんだろう。

 

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▲龍馬コーヒーと、海援隊カステラと、一番おいしいと思ったチーズカステラ。

龍馬コーヒーは幕末のころの輸入国のものを、幕末当時のひき方でひいたもの。焦げくさいのに、苦みのない、飲みやすいコーヒー。
海援隊カステラは、口のなかの水分を根こそぎもっていく系の当時のカステイラを期待していたら、甘さあっさりの、ふつうにおいしいカステラだった。

清風堂のチーズカステラは、チーズケーキのような味わい。
カステラ屋さんは試食させてくれるところが多くて、すべてを食べた我が舌がはじきだした、長崎市内一おいしい味。
友達が買ってた、長崎駅のモールで売ってる生カステラもおいしそうだった。

 

ところで、東山手洋風住宅群のなかに、なぜか龍馬パネルがあった。
この住宅群に1ナノも関係ない龍馬パネルを、当然のようにほりこむ龍馬熱っぷり。
龍馬パネルは、この旅で4枚は見た。
ついでに、住宅群は賃貸住宅だったらしく、あとでみたグラバー邸との格差がせつなかった。
古民家好きだから、なめるようにみてたんだけど、間取りや窓の配置がふしぎで、ベッドがどの部屋にも置けそうになかった。どこに置いてたんだ。